お知らせ

第27回 日本臨床エンブリオロジスト学会ワークショップ・学術大会開催のご挨拶①

2022年1月8日(土)・1月9日(日)、異国情緒あふれる横浜の地におきまして『第27回 日本臨床エンブリオロジスト学会ワークショップ・学術大会』を開催させて頂くこととなりました。
日本で最初に新型コロナウィルス感染症が発見されたのは、2020年1月のことでした。新型コロナウィルスがこのようにつらく、悲しい出来事に繋がっていくとは世界中の誰もが思いもよらなかったことでしょう。コロナ禍ではありましたが、不妊治療の領域においては、助成金の拡充、がん患者に対する妊孕性温存法の研究拡大、里親・特別養子縁組への取り組みなど一気に様々な改革が起こり始めました。卵子や精子、受精卵と向き合っている我々エンブリオロジストも広い分野の深い知識を持つことが重要になってきていると思われます。
そこで、第27回大会のテーマは『Knowledge is power』としました。「知は力なり」という言葉は、単純に「知識には力がある」という意味だけではなく、自分に蓄えた知識を力に変え、またその知識を利用して、もっと新しいことを生み出していくという考えも含まれていると思います。ぜひ、大会に参加して頂き、「見ること、聞くこと、触れること」で多くの溢れんばかりの知識を蓄えて下さい。
2022年1月8日(土)はワークショップを開催させて頂きます。ワークショップは実技コースとセミナーコースを設け、幅広い層の方々に参加して頂きたく思っております。コロナ禍で実技を学ぶ機会も減り、技術習得に悩んでいるエンブリオロジストの方も多いと思います。ぜひこの機会に悩みや疑問を解決して下さい。
2022年1月9日(日)は学術大会となりますが、著明な講師の方々に幅広い知識をご講演頂きたいと思っております。一般演題発表も行っていきますので、初心者の方もぜひご参加下さい。何事も最初の一歩が大事です。トライしてみてくださいね。
ワクチン接種も始まり落ち着きある日常に戻ること期待しておりましたが、新型コロナウィルス感染状況は再び厳しいものとなってしまいました。開催が来年の1月ということもあり、現段階では現地開催を視野に準備を進めておりますが、今後の感染状況によりましては、web開催に変更となる場合もございます。随時HP等で皆様にご案内させて頂きますので、ご確認ください。日本全体のワクチン摂取率を上げることで感染状況が改善されることに期待し、久しぶりに皆様の笑顔に会えるのを心待ちにしております。
横浜という街は「発祥のオンパレード」と言われています。アイスクリーム、ビール、ホテル、鉄道など、どれも横浜がルーツです。魅力たっぷりの横浜で、いっぱいの知識を詰め込みつつ、心も体も癒やしていただける大会にしたいと思います。

第27回 日本臨床エンブリオロジスト学会
ワークショップ・学術大会
大会長 家田 祥子
(みなとみらい夢クリニック 培養室長)

学術大会のご案内